DigitalClock24: デジタル時計風の字幕を追加する関数
DigitalClock24 は、ビデオクリップ上にデジタル時計風の字幕を追加する AviSynth 用の関数です。
再生すると、1 秒進むごとに字幕の時間も 1 秒ずつ増えていき、24 時間ごとに 0 にリセットされます。オフセット(秒単位)を指定して任意の時間からカウントを開始したり、システム時間からカウントするように設定することも可能です。
フォントを調整すれば、このように海外ドラマ「24」みたいな感じにすることもできます。
(2006-02-11 追記)ShowTimeCode 関数にも、オフセットとシステム時間の取得機能を追加しています。これにより、ShowTimeCodeでも、DigitalClock24 と同等のことが実現可能になりました。
ダウンロード
DigitalClock24.zip - Windows Live
(2007-10-23 追記)ZIP 形式で圧縮したものに差し替えました。内容に変更はありません。
使用例
基本的な使い方は Subtitle フィルタと同じです。
ここでは、Subtitle にはない offset と nowtimeという 2 つのオプションの使用例のみ紹介しておきます。
offset, nowtime 指定なし
Import("DigitalClock24.avs") # AVSのインポート
BlankClip(150,320,240,fps=29.97) # ソースクリップ
DigitalClock24(80, 130, "7barP", 48, $ffcc33)
digiclock24.mpg - Windows Live (MPEG-1, 5秒, 254KB)
offset のみ指定
Import("DigitalClock24.avs") # AVSのインポート
BlankClip(150,320,240,fps=29.97) # ソースクリップ
DigitalClock24(80, 130, "7barP", 48, $ffcc33, offset=60*60*23+60*59+56)
digiclock24_offset.mpg - Windows Live (MPEG-1, 5秒, 254KB)
offset は秒単位で指定します。この場合、60*60*23+60*59+56 秒、つまり 23 時間 59 分 56 秒を追加した状態から、カウントが開始されます。
nowtime のみ指定
Import("DigitalClock24.avs") # AVSのインポート
BlankClip(150,320,240,fps=29.97) # ソースクリップ
DigitalClock24(80, 130, "7barP", 48, $ffcc33, nowtime=true)
digiclock24_nowtime.mpg - Windows Live (MPEG-1, 5秒, 254KB)
nowtime=true に設定すると、システム時間が開始時間として設定されます。MediaPlayerで再生すれば、デジタル時計としても使えるかもしれません。
使用上の注意
- AviSynth がインストールされている必要があります(AviSynth 2.5.6a で動作確認)。
- 使用するときは、DigitalClock24.avs をメインの AVS ファイルにインポートしてください(上記の使用例を参照。DigitalClock24.avs と メインの AVS を同じディレクトリに置けば、パス指定の必要はありません)。
- 動作無保証。
謝辞
サンプル動画とサンプル画像用に、TRO庵の7セグメントフォント SEVENBAR を使わせていただいています。