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ShowTimeCodeEx: SubtitleExプラグインを使用したタイムコード表示関数

AviSynth Wiki - ShowTimeCode にページを設置しました。最新の情報およびダウンロードは、AviSynth Wiki - ShowTimeCode を参照してください。


ShowTimeCode.avsを更新しました。今回から、SubtitleExプラグインを使用するバージョンの ShowTimeCodeEx 関数を追加しています(そのほかの変更点は、前のエントリを参照)。

ダウンロード

ShowTimeCode - タイムコードを表示する関数からダウンロードしてください。

基本的な使用方法は、ShowTimeCode 関数と同じです。ダウンロードしたら、ShowTimeCode.avs にリネームして、メインのスクリプトにインポートして使用してください。

別途、SubtitleExプラグインが必要となります。SubtitleExプラグインは、AviSynth Filter Collection からダウンロードできます。

ShowTimeCode との違い

  • SubtitleExプラグインを使用。
    • これにより、文字をイタリック体にしたり、ぼかしやエンボス加工などの効果を与えることができます。
  • align, spcは使用不可能。
    • SubtitleEx プラグインには、Subtitleフィルタのalign, spcが存在しません。そのため、ShowTimeCodeEx でも、これらの引数は指定できません。

書式

ShowTimeCodeEx(clip c, int "x", int "y", string "font",
\ string "effects", int "size", int "textcolor", int "halocolor")

引数

  • x, y: 文字の x, y 座標(デフォルト: x = -cの幅 * 0.11, y = -cの高さ * 0.17)。
  • font: フォント(デフォルト: "Arial")。
  • effects: SubtitleEx の effects(デフォルト: "b")。
    • "b" - 太字
    • "i" - イタリック体
    • "u" - アンダーライン
    • "c" - 中央寄せ
    • "s" - ソフトぼかし
    • "g" - ガウシアンぼかし
    • "e" - エンボスフィルタ
    • "l" - ラプラシアンフィルタ(エッジ検出)
  • size: 文字のサイズ(デフォルト: 36)
  • textcolor: 文字の色。Subtitle の text_color(デフォルト: $00FFFFFF)。
  • halocolor: 文字の縁の色。Subtitle の halo_color(デフォルト: $00000000)。

ShowTimeCodeEx では、SubtitleEx の "f", "m" は利用できません。

使用例1: イタリック体

スクリプト

LoadPlugin("SubtitleEx.dll") # オートローディング時、不要
Import("ShowTimeCode.avs")
ColorBars(320,240)
ShowTimeCodeEx(effects="i") # i: イタリック体

SubtitleEx.dll を読み込む必要があります。

サンプル画像

使用例2: 太字+イタリック体

スクリプト

LoadPlugin("SubtitleEx.dll") # オートローディング時、不要
Import("ShowTimeCode.avs")
ColorBars(320,240)
ShowTimeCodeEx(effects="bi") # b: 太字, i: イタリック体

サンプル画像

使用例3: 太字+イタリック体+エンボス加工

スクリプト

LoadPlugin("SubtitleEx.dll") # オートローディング時、不要
Import("ShowTimeCode.avs")
ColorBars(320,240)
ShowTimeCodeEx(effects="bie") # b: 太字, i: イタリック体, e: エンボスフィルタ

サンプル画像

備考

  • AviSynth 2.5.6aで動作確認。
  • 動作無保証。


2006-02-11 追記)ShowTimeCodeEx 関数を更新しました。変更点については、にーやんのブログ :: ShowTimeCode 関数を更新を参照。

(2008-03-22 追記)

  • 2008-03-22: AviSynth Wiki - ShowTimeCode にページを設置しました。これにともない、このページのダウンロードリンクを削除しました。